ゲストハウスウエディング
【ゲストハウスウエディングとは】
ゲストハウスウェディングとは、イギリスのマナーハウス風の邸宅を借り切って結婚式をあげることをいいます。このイギリスの貴族の邸宅を思わせるゲストハウスを、カップルが自宅のように自由に使って行うウェディングは、近年人気のスタイルとなっています。
マナーハウス・・・イギリスの荘園領主の屋敷のことで、貴族たちがゲストへのおもてなしとして狩猟や乗馬、ゴルフやフィッシングなどを楽しむため に開放した施設です。現代でもイギリス各地に当時のマナーハウスを利用したホテルなどが残っています。
海外では新郎新婦どちらかの自宅でパ-ティ-を行うのは珍しいことではありません。映画でも、そのようなシーンを見たことがあるのではないでしょうか。しかし、住宅事情の関係で、日本ではちょっと現実的ではありませんよね。しかし、ゲストハウスウェディングなら、自宅でパ-ティ-を行うような雰囲気を楽しみながら、セレモニーを進めていくことができるのです。
たとえば、邸宅の入り口で、まずはウェルカムパーティーでおもてなしをしたり、ガーデンを使ってゆっくりとビュッフェを楽しんだり、自由な発想でパーティーを演出することができます。ゲストハウスウェディングで一番人気の演出は、ガ-デンを使ったデサ-トビュッフェ。ゲストとの距離をより一層近くするのに最適な演出の一つでもあり、特に女性のゲストから大好評のようです。
ところで、比較的若いカップルに人気のゲストハウスウェディングですが、高い年齢層にも密かに人気のスタイルがあるそうです。それは、歴史的建造物の一軒家を借りて行うウェディングです。1996年の法改正で、いくつかの歴史的建造物がウェディングの会場として利用できるようになりました。これらの建造物は歴史の重みをずっしり感じさせ、ウェディングパーティーにふさわしい神聖さを十二分に醸し出してくれます。
例えば、俳優の内野聖陽と一路真輝が2007年10月にパーティーに選んだのは、20世紀初期に建てられた小笠原伯爵邸でした。ほかにも旧華族の邸宅で英国チェーダー様式の旧細川侯爵邸(和敬塾本館)や、横浜の旧英国総領事公邸、三渓園の鶴翔閣、神戸の神戸迎賓館須磨離宮など、ウェディングパーティーが可能です。
なお、ハウスウェディングの会場内にチャペルや挙式場が設けられているところもあり、会場内で教会式を行うことができる場合もあります。
【メリット】
① アットホ-ムな雰囲気
ハウスウェディングの魅力のひとつは、かたひじを張りすぎないアットホ-ムな雰囲気が演出できることです。ハウスウェディングが行える会場はほとんどが貸しきり、もしくは、貸切りに近い状態で使用することができるので、新郎新婦がリラックスして当日の準備やゲストを迎えることができます。ゲストも会場にあるラウンジやバーなどで自由に、ゆったりとくつろぐことができます。このゆったり感や寛ぎ感は、招待される側にしてみてもうれしいことではないでしょうか。
また、新郎新婦とゲストの距離、あるいは、ゲスト同士の距離が近いから、自然と会話も弾みます。他のカップルや周りの目、あるいは終了時間を気にせずにときを過ごせるというのは、ホテルや結婚式場にない大きな魅力だと思います。
ただ、最近は「ハウスウェディング」と銘打っていながら、ひとつの会場にいくつものパーティー会場があり、同時に何組ものパーティーが行われている会場もありますので、注意する必要があります。
② 自由さ
ゲストハウスウェディングのもうひとつの魅力は自由さです。ゲストハウスウェディングをプロデュースするのは基本的に新郎新婦です。スタッフは二人の希望を聞きながら、様々なアイデアを提案してくれます。
たとえば、料理。新郎新婦それぞれの出身地の特産を使った料理を食べてもらいたいとか、どうしても入れてほしいメニューとか、アレルギーが心配なお子さんの料理など、様々な要望に応えてくれる会場もあります。また、プログラム進行でも、BGMに二人の思い出の曲を流してみたり、親族だけのパ-ティ-や友人を招いたガ-デンパ-ティ-、また夜の幻想的な雰囲気のなか式を挙げるなど、型にはまらず、自由に結婚式を演出することができます。
③ ゲストハウスそのもの
ゲストハウスそのものも魅力的です。西洋風のおしゃれな建築、あるいはちょっと大正ロマンを感じさせる建築のゲストハウスなど、ゲストは建物そのものを楽しむことができます。そして、中に入るとウェルカムドリンクが用意されていたりして、一瞬にして心が安らぎます。これが単なる結婚式場だと、ウェディングが始まるまで何となく落ち着かずに、控え室に押し込められているような感じがします。
【デメリット】
① 料金が高い
ゲストハウスウェディングはコンセプトがしっかりとしているので、気に入った人にとっては、満足度の高いものとなるでしょう。ただ、ひとつ短所としてあげるとすれば、料金設定が他の式に比べて高くなることが多いという点です。
ゲストハウスの使用料そのものがまず高いということと、たとえばそのゲストハウスに見合うお花を飾るとすると、それもかなりの高額になってしまいます。かといって、安っぽくすると、せっかくの豪華な雰囲気を壊しかねません。ゲストハウスウェディングを選ぶ場合、しっかりと予算を決めておく必要があります。
② 人数のバランス
これは短所とは言えないかもしれませんが、ハウスウェディングは一軒家をまるまる貸し切るわけですが、少人数で行う場合、広い家の中で人がまばらというのもちょっと寂しいかもしれません。
【どんな人に合うか】
どんな人にゲストハウスウェディングが会うでしょう。白亜の邸宅の門をくぐれば、そこは貴族の別邸のようにきらびやかで優美な別世界。昼間には青く輝くプールがリゾート感を誘い、夜は揺れるキャンドルが幻想的な世界を生み出し、女性の憧れであるお姫様気分を最高潮まで高めてくれるのがこのタイプです。ですので、そんなお姫様気分を存分に味わいたい人に、最低なスタイルといえます。
また、時間におわれたり、画一的な結婚式ではものたりない人や、他のお客さんに気兼ねすることなく、ゆったりと寛げるような結婚式を希望している人にも合っているといえます。
【予算】
少人数の場合、200万円程度で収まるものもあるようですが、設備のしっかり整った大邸宅のようなゲストハウスを利用する場合には、350万円を超えることも多いようです。また、予算次第で招待できる人数が変わってきます。決められたコ-スのなかから好きな料理を選んでいく他のスタイルとは違って、料理の種類や量はもちろんのこと、素材に至るまですべて自分たちで決められるので、料理にこだわるほど、予算内で招待できる人数は限られてきます。予算による制約が特に大きいこともハウスウェディングの特徴と言えるかもしれません。
注意したいのは、パーティーの演出の料金やオプションにかかる費用です。これによって随分と料金が違ってきます。
実際にゲストハウスウェディングを行ったあるカップルは、最初見積をもらったとき、ウェディングドレスなどの費用も含め、80人分の合計で260万円ほどでした。これは他のホテルでの合計見積もり額とあまり変わりませんでした。ところが、ウェディングプランナーと相談をすると、見積りに含まれていた装花は一番低いグレードのものであり追加のお金が必要になったり、ウェディングドレスもいいものはオプションで結構なお値段がかかることがわかりました。お花にしろドレスにしろ、ゲストハウスがとても豪華ですので、それに合ったものを選ぶとなると、どうしてもグレードは落とせないと感じ、当初の見積もりよりかなり値段が上がってしまいました。
ちなみにオプション代は、ビデオ撮影20万円、スナップ写真10万円、装花20万円、ドレス/お色直し含30万円、デザートビュッフェ12万円など。
見積書はあくまで一般的な例に過ぎず、式場での見積もりに何が含まれているのかは、各会場によって様々ですので、しっかり確認する必要があります。また、順番としては、はじめに予算と重要視しているイベントの費用を出してもらってから、オプションでできることを組み合わせていくのが良いでしょう。
【会場選びのポイント】
ゲストハウスには、迎賓館や大邸宅のようなタイプもあれば、個人宅のような感覚で利用できるタイプ、フランスのプロバンス風という感じのゲストハウスもあります。また、大きな庭があってガーデンウェディングや、ガーデンビュッフェができる所、またナイトウェディングができる所やプールなどの設備が充実している所などいろいろなタイプがあります。招待客の人数や予算、やりたい演出に合わせて会場を選ぶと良いでしょう。
また、チェックポイントとしては、控え室や着付け場所の有無、スピ-カ-などの音響や照明設備の有無、化粧室の数や位置、プロデュ-ス会社紹介の有無、空調設備はしっかりしているか、駐車場の数、最寄り駅からの距離などがあげられます。